令和6年度茨高教研歴史部地域史研修会

令和6年度茨高教研歴史部地域史研修会


令和6年11月8日(金)以下のような行程で地域史研修会が実施されました。
出発9:00 ホテルレイクビュー水戸  ~ 10:00 虎塚古墳 
~ 12:30 昼食(ホテルレイクビュー水戸) ~ 13:30 水戸城角櫓・大手門見学
~ 14:45 弘道館見学 ~ 16:30 解散予定(ホテルレイクビュー水戸)
虎塚古墳や水戸城大手門、弘道館を主な見学地として、
通常では非公開の箇所を多数見学できる充実した研修会になりました。

 

 

 

令和6年度茨高教研歴史部臨地研究会並びに研究協議会

令和6年8月9日(金)
暑さの厳しい中、令和6年度茨高教研歴史部臨地研究会が実施されました。
臨地研究会はコロナ禍において実施を見送ってきましたが、今回隣県日帰りという条件の下、5年ぶりの実施となりました。
今回は
「下野国の古代の歴史を訪ねる」 -都とみちのくをむすぶ東山道に沿って-
というテーマに沿って、下野国庁跡、下野国分寺・尼寺跡、しもつけ風土記の丘資料館、栃木県埋蔵文化センター、摩利支天塚・琵琶塚古墳及び同資料館、
下野薬師寺歴史館、下野薬師寺跡(戒壇跡、再建の塔跡、幢竿跡)、薬師寺八幡宮、道鏡塚(龍興寺)
を巡り、非常に充実した研究会となりました。

~参加者の声~
・久しぶりに臨研に参加できてよかったです。下野市は、これまで近くても訪れる機会がなかったので、
良かったです。史跡研究委員の皆様、下見や準備お疲れ様でした。
・初めて参加しましたが、その土地に赴いて現物を見るということが「歴史をする」我々にとって大事な取り組みであることを実感しました。
今後も積極的に参加していければと思います。
(文責:竹園高等学校 菱沼)

 

 

令和6年度茨高教研歴史部総会並びに研修会

5月17日に令和6年度茨高教研歴史部総会並びに研修会を開催しました。

研修会前半は、牛久高等学校の野村泰之先生・栗原伸慈先生による実践発表・研究協議「教職経験年数や授業理念を活かす授業実践へのアプローチ」を実施いたしました。異なる年代の教員による共同の授業開発を通して、ベテランから若手への実践知の継承、それぞれの世代の強みの共有などを教材研究にとどまらず、教育観や授業観の拡張にも活きていくものだと学ぶ機会となりました。現場で「学び続ける教師像」を地で行くことが手にとってわかる実践発表でした。

後半は、群馬県伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校から植原督詞先生をお招きし「歴史教育の市民性教育化へ向けて-真正の学びと「指導と評価の一体化」-」という演目でご講演いただきました。社会科科目で行われるパフォーマンス課題の問題点を出発点に、歴史科目において市民の育成を目指したパフォーマンス課題のあり方について、アメリカでの実践例を紹介しながら、考える機会となりました。講演後の質疑応答も、各校の先生方から飛び交うこととなり、非常に白熱した様子をみせました。

昨年度より県外の先生をお招きして、ご講演いただく研修会を実施しており、参加された県内の先生方からは好評をいただいております。引き続き、茨城県内の歴史教育のレベルアップを目指せるような研修会を目指して参ります。(文責:古河第一高等学校 海野)

 

地域史研修会

11月中旬に令和5年度茨城県高等学校教育研究会歴史部地域史研修会を開催しました。

今年度は県南地区が担当となり、予科練平和記念館、陸上自衛隊:土浦駐屯地、上高津貝塚ふるさと歴史の広場にて研修を実施いたしました。

予科練平和記念館では、学芸員の方に施設を案内していただき、平和教育の重要さ、「海の荒鷲」(戦闘機の操縦士)である予科練生に憧れた若人の等身大の姿と苦悩について学び、考えを深めました。また、戦争の悲惨さや被害を伝える平和教育が多い中、憧れという側面を感じ、違う視点から平和教育について捉える良い機会となりました。

陸上自衛隊:土浦駐屯地では、武器学校、雄翔館、雄翔園を中心に施設を案内していただきました。特に、雄翔館では、予科練平和記念館とは異なる視点で、特攻隊として出撃する予科練出身者の手紙や遺品から、戦争の悲惨さについて学び、考えを深めました。

上高津貝塚ふるさと歴史の広場では、古代の時代に大集落を形成した上高津貝塚の出土品などとともに、古代の生活史についての学びを深めました。特に、貝塚の断面の展示では、高さ2mを超える巨大な 断面 を四方から観察できるように展示されており圧巻されるものがありました。

研修会を通じて、阿見・土浦周辺地域から茨城の古代と近現代、茨城と国内(古代)外(近現代)の関係性などについて学びを深めました。

各施設及び地域史研修会の詳細につきましては、『茨城史学 第59号』を御参照ください。(文責:牛久高等学校 栗原)